COMPLETE A MINIMALISM
クレジットカードや電子決済などキャッシュレス決済が広く普及し、現金を多く持ち歩く必要がなくなった現代に合わせ、必要なものだけをSmartに収納するミニマリストが増えてきました。
一方でミニマル財布の購入を躊躇している方から聞く「実際の利便性が伴っていない。」「お札を折らなくてはいけない。」「小銭やカードの収納力が不十分。」 といったご意見。
キャッシュレス社会とトヨタ生産方式の考えに基づき考察します。
【結論】財布に収納するものは「これさえあれば」良い
【根拠1】キャッシュレス社会の加速化
「現金を持ち歩かなくてよくなった」
クレジットカードの多くは、Android/Apple Payに登録をすると電子決済として使用することができます。カードを1枚くらい持ち歩くとしても、それ以外のカードはスマホに登録しておき必要に応じて使うことが可能。
銀行のキャッシュカードもカードレスで入出金できたり、ある銀行では既にキャッシュカードを登録して電子決済できるようになっています。
周知のとおり電子マネーもスマホに入ります。モバイルSuicaやPASMOを使えば、通勤用に携帯していたICカードはスマホと一体化します。
さらにポイントカードもスマホに入るようになった為、ほとんどのポイントカードはアプリを提示しスキャンしてもらう方向になっています。
【補足情報】
2020年6月に経済産業省が発表した、日本における2019年のキャッシュレス決済比率は26.8%と過去最高の水準となりました。2010年の13.2%と比べるとここ10年で約2倍に増加。
日本では2025年6月までに現状の26.8%のキャッシュレス決済比率を世界水準に近い約40%まで引き上げることを目標として掲げています。
(※ 2021年にキャッシュレス決済比率32.5%に到達。)
2025年には大阪・関西万博が開催される年でもあり、将来的には世界の中でも最高水準の80%を目指していくと宣言していることもあり、更にキャッシュレス社会が加速していくことは間違いないでしょう。
【根拠2】トヨタ生産方式の「整理と整頓」の精神
「トヨタにはモノを探している人がいない」
仕事の最中に資料がどこにあるかわからなくなり、「この前見たはずだけど、どこにいった?」と探し回り、結局は見つからず、「困った。なぜ見つからないんだ?」と愚痴った経験はないでしょうか?
仕事の中に占める「モノを探す」時間は意外なほど多く、多くの人にとって探すことは仕事の一部であるように思えます。だが、モノを探すことは仕事ではなく、ただのムダなのです。
ある企業の経営者がトヨタの工場を見学して驚いたのは、「トヨタにはモノを探している人が誰もいない」ことであったそうです。
その要となる「整理と整頓」に関しては、トヨタ生産方式の創始者大野耐一氏の有名な言葉があります。
「要らないモノを処分することが整理であり、欲しいモノがいつでも取り出せることを整頓という。」
財布に収納するものは「これさえあれば」良い
というわけで、普段使用しないカードはスマホに「整理」してください。そして常時使用するカードをお財布の中に「整頓」してください。そうすることで財布に入れておくのはたったこれだけになるはずです。
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お札数枚程度、小銭千円未満
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クレジットカード1枚
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キャッシュカード1枚
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免許証と健康保険証(マイナンバーカード1枚)
First Reach "Shaknoza" シリーズは、現代のキャッシュレス社会に適したミニマル財布です。
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