2020年6月に経済産業省が発表した、日本における2019年のキャッシュレス決済比率は、26.8%と過去最高の水準となりました。これは2010年の13.2%と比べると、ここ10年で約2倍にも増加しています。
日本では2025年6月までに、現状の26.8%のキャッシュレス決済比率を世界水準に近い約40%まで引き上げることを目標として掲げています。
(※ 2021年にキャッシュレス決済比率32.5%に到達。)
キャッシュレス化が進めば、現金を持つ機会が減り、お財布もコンパクトになっていきます。それを証明するかのように、昨今の革財布業界ではミニ財布の需要が急速に高まっております。
そこで本記事では、「キャッシュレス化が進む背景」、そして男性にオススメしたい「ミニ財布の上手な使い方」と「ミニ財布の選び方」について、ご紹介していきたいと思います。
1. キャッシュレス化を推進する背景
キャッシュレス化とは、「現金による決済」から「現金を使用しない決済」が進んでいくことを言います。具体的な決済方法として、クレジットカードやスマホ決済といった電子マネーが挙げられます。
では何故、国を挙げて積極的に取り組まれているのでしょうか?それは、以下のような理由があるとされています。
インフラコストを削減するため
現金社会を成り立たせるためには、紙幣&小銭の生産や運搬、現金を引き出すATM設備や管理、偽札防止対策の為のコストがかかります。
キャッシュレス化を推進することで、これらのインフラにかかるコストを削減することができます。
自動化による業務効率化
現金決済の場合、各お店では集計作業が必要になってきます。現金の集計には間違いも発生する可能性だってあります。
キャッシュレス化は、正確な集計管理、そして自動化による労働力不足や業務の効率化を進めていくことができます。
適正にお金の動きを管理するため
電子決済において、お金の利用履歴やお金の流れを管理しやすくすることで、脱税といった不正行為を防ぐことができるようになります。
外国人観光客の消費拡大のため
2025年には大阪・関西万博が開催される年でもあり、将来的には世界の中でも最高水準の80%を目指していくと宣言していることもあり、更にキャッシュレス化が加速しています。
というのも万博に訪れる観光客に、日本で多くの消費をしてもらいたいと考えているからです。
外国人観光客が、観光地やレストランで簡単な決済方法であるクレジットカードやスマホ決済ができるようになれば、それだけ消費が増えることが期待できるのです。
2. キャッシュレス化による利用者の恩恵
現金を引き出す手間が省ける
皆さんもお会計時に所持金が足りずに、ATMへ駆け込んだ経験はありませんか?
キャッシュレス決済であれば、ATMから引き出す手間もかけずに、お支払いすることができるようになります。
さらにATMを頻繁に利用する方は、引き出し手数料を節約することもできるでしょう。
ポイント還元を享受できる
各決済サービスが独自に用意している還元を受けられるのも、魅力の一つです。キャッシュレス決済で貯めたポイントを、次の支払いに使えるなど、各決済サービスで独自の還元制度を実施しています。
さらにスマホ決済サービスには、決済サービス決済の還元だけでなく、クレジットカードの還元を受けられるものもあります。
つまり、スマホ決済サービスのポイントとクレジットカードのポイントを二重で受けとることもできるかもしれません。
決済サービスと特定のクレジットカードの組み合わせで、よりお得なポイント還元を得ることができます。
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お金の管理がしやすくなる
全てのレシートを保管、そして家計簿をつける煩わしさから解放され、家計の管理がしやすくなります。
日々の食費や固定費の支払いをキャッシュレス決済にすることで、決済履歴をデータで管理することができるようになるので、管理工数や計算ミスを減らすことができます。
支払いを素早く済ますことが出来る
レストランなどのお店で、サクッと支払いを済ませることができます。
現金での支払いだと、端数を小銭で支払えると思って小銭ポケットを探したけど、結局一円不足していたとかで、紙幣での支払いに切り替えたことってありませんか?もしくは現金が不足していて、ATMに引き出しに行ったなど。
キャッシュレス決済であれば、これらの心配をする必要もなく、大切なデートや接待の時でもスピーディー、かつスマートに支払うことができます。
現金に触れずに決済が可能
お財布に小銭や紙幣を収納していくと、お財布の中が汚れていくのを経験したことはありませんか?
あれは、小銭や紙幣の汚れがお財布についてしまったものです。現金は多くの人に触れられ、流通していますので、その分汚れも付着しているのです。
キャッシュレス化が進めば、現金に触れる機会を減らすことができるので、衛生面においても優れています。それに加えて、新型コロナウイルスやインフルエンザ感染予防も期待できます。
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3. 男性におけるミニ財布の使い方
キャッシュレス化によって、お財布のサイズもコンパクト化してきています。しかし適切な使い方をしないと、むしろミニ財布は使い勝手の悪いお財布となってしまいます。
そこで、ミニ財布を快適に使用するための使い方について、ご紹介していきます。
普段の財布の使い方を振り返る
まずは自分が財布を使用する時を、思い浮かべてみましょう。小銭、紙幣、もしくはクレジットカードの使用頻度はどれが多いでしょうか?
たとえ現金を多く使用する方でも、それらの支払いはクレジットカードやスマホ決済で代替可能でしょうか?もし可能であれば、キャッシュレス決済に申し込みましょう。
どうしても大量の現金を所有する必要がある方には、ミニ財布は適さないでしょう。
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キャッシュレス決済を利用する
普段の財布の使い方を振り返り、自分の支払いの多くがキャッシュレス決済で対応可能だということが分かったら、キャッシュレス決済を利用していきます。
- スマホ決済
- クレジットカード決済
- キャッシュカード
これらのキャッシュレス決済を利用することで、ポイントが還元されるので、現金で支払うよりもお得にお買い物することができます。
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収納量をコンパクトに維持する
トヨタ生産方式の創始者大野耐一氏の有名な言葉「要らないモノを処分することが整理であり、欲しいモノがいつでも取り出せることを整頓という。」があります。
これに倣い、普段使用しないカード、もしくはスマホ決済が可能なものは、スマホに「整理」してください。そして常時使用するカードを、お財布の中に「整頓」してください。そうすることで財布に入れておくのは、以下の種類だけになるはずです。
- お札数枚程度、小銭千円未満
- クレジットカード1枚
- キャッシュカード1枚
- 免許証と健康保険証(マイナンバーカード1枚)
これらを実現できれば、あなたもミニ財布を快適に使用することが出来るでしょう。
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4. 男性におけるミニ財布の選び方
ミニ財布を快適に使用する方法を学んだあとは、自分のスタイルに合ったミニ財布を選ぶことが大切です。
ミニ財布と言っても、ジップウォレット、二つ折り財布、三つ折り財布と様々な形状が存在します。それぞれの形状の長所と短所を把握して、自分にピッタリな財布のカタチを見つけましょう。
キャッシュレス財布
- コンパクトで携帯性に優れる。
- キャッシュレス決済との相性が一番。
- 必要なモノだけを持つ習慣ができる。
- 財布が薄いので、ポケットが膨らまない。
-
お札が見えてしまう。
-
二つ折り財布に比べると収納力は劣る。
- 三つ折り財布に比べると収納力は劣る。
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- キャッシュレス財布 2.0|マット加工 黒/黒|Shakhnoza
- キャッシュレス財布 2.0|マット加工 茶/茶褐|Shakhnoza
- キャッシュレス財布 2.0|マット加工 紺/茶褐|Shakhnoza
ジップウォレット
- お金やカードをお財布からなくさない安心感。
- コンパクト化&収納力を両立。
- ファスナー閉じな為、多少の容量オーバーにも耐えうる。
- 二つ折りや三つ折り財布と比較すると多少サイズ感がある。
- ジップを開けるワンアクションが必要。
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二つ折り財布
- コンパクトなのでズボンのポケットに収納できる。
- 開くだけなのでお札を取り出すアクションが簡単。
- キャッシュレス決済との相性抜群。
- カードポケットや小銭入れが重なるので厚みが出やすい。
- お札が二つ折りの形状に曲がった形で収納される。
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三つ折り財布
- コンパクトで携帯性に優れる。
- パンツやアウターのどんなポケットにも収まる。
- 必要なモノだけを持つ習慣ができる。
- キャッシュレス決済との相性良し。
- 二つ折り財布に比べると収納力は劣る。
- 折りたたむ分どうしても厚みが出やすい傾向にある。
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