誰でも出来るキャッシュレス決済を使ったサスティナブルな生き方

誰でも出来るキャッシュレス決済を使ったサスティナブルな生き方

現代において、人類は持続可能(=サスティナブル)な未来を創り上げるために、より積極的な役割を果たすことが求められるようになりました。

そして、これはビジネス社会においても同じことが言えます。食品やファッション、交通や住宅など、人々は自分の購買習慣を見直して、二酸化炭素といった温室効果ガスの排出量を減らす取り組みが活発化しています。

Mastercardの世論調査によれば、消費者の62%は、企業が持続可能な活動をすることが、以前よりも重要だと回答しています。また、54%の人々がCOVID-19以降、消費者自身もエコフレンドリーな活動が、より重要だと回答しました。

弊社でも「キャッシュレス社会に適したミニ財布の販売」や「キャッシュレス決済の促進活動」を通して、サスティナブルな社会創生に貢献していく活動を実施しています。

本記事では、具体的な例を挙げながら、普段の買い物においてキャッシュレス決済を利用することが、持続可能な社会への貢献につながるという点を解説していきたいと思います。
 

 Contents

  1. 現金とプラスチックによる影響
  2. 地球を守るキャッシュレス決済
  3. 持続可能なキャッシュレス活動
  4. よりサスティナブルな未来に向けて

1. 現金とプラスチックによる影響

現金とプラスチックによる影響

従来の支払い方法には、現金(紙幣や小切手)とプラスチック(クレジットカードやデビットカード)があります。実は、これらの両方とも廃棄物と環境汚染に寄与し、自然資源を浪費しています。

紙の生産と使用による環境への影響には、森林伐採、大量のエネルギーと水の消費、生産、輸送、廃棄物処理からの大気汚染が含まれます。紙だけでも、埋立地の廃棄物の総量の26%を占めていると言われています。
 

世界の紙生産国トップ3

1位:中国 1億1,700万トン/年間
2位:米国 6,600万トン/年間
3位:日本 2,300万トン/年間
 

そして我々が住む日本では、年間2,300万トンの紙が生産されており、中国、アメリカに次ぐ世界三番目の紙生産国となっています。
 

プラスチック70億トンの廃棄

国際連合の記事によると、1950年から2017年の間で約70億トンのプラスチック廃棄物が埋め立てられたとあります。

さらに国際自然保護連合の記事では、年間1,400万トンのプラスチックが海洋に流れ込んでいるという報告もあります。プラスチックによる汚染は、自然の生息地を変化させ、生態系の生活に大きく影響を及ぼしています。
 

2. 地球を守るキャッシュレス決済

地球を守るキャッシュレス決済

一方、キャッシュレス決済は現金よりもCO2を排出しないので、環境への負荷が少なく済みます。

2022年9月28日、経済産業省 商務・サービスグループ キャッシュレス推進室から発表されたレポート「キャッシュレス将来像の検討」には、現金と比べ、デビットカード、モバイル非接触決済、QRコード決済の利用で、大幅にCO2を削減できることを説明しています。(下図参照)
 

キャッシュレス決済によるCO2削減効果

具体的なキャッシュレス決済によるCO2削減には、以下のようなものが挙げられます。
 

効果1:資源の消費削減

キャッシュレス決済は、現金や硬貨、小切手の使用を最小限に抑えることで、自然資源の節約に貢献します。

まず、現金の製造には木材や水を必要とします。紙幣の製造には木材パルプが使用され、硬貨の製造には鉱山からの金属採掘や加工に大量の水が必要です。

これに対して、キャッシュレス決済では電子データのやり取りが主体となるため、紙幣や硬貨の製造に関わる自然資源の消費を大幅に削減することができます。

さらに、キャッシュレス決済では取引記録がデジタル化されるため、紙の領収書や明細書の印刷も不要となります。これにより、森林資源の節約にも寄与します。

また、キャッシュレス決済は通常、オンライン上で行われることが多いため、物理的な交通や配送の必要性も削減されます。これによって、燃料消費や二酸化炭素排出量の削減にもつながるのです。
 

効果2:廃棄物の削減

領収書や明細書は使用されなくなると、廃棄物となります。これらの廃棄物は通常、埋立地に廃棄されますが、その過程で多くの自然資源やエネルギーが消費されます。

一方、キャッシュレス決済ではデジタルな取引データが主要な手段となるため、物理的な廃棄物をほとんど生じません。領収書や明細書は電子的に保存され、紙媒体の廃棄を減らすことができます。
 

効果3:大気汚染の低減

モバイル非接触決済やQRコード決済などのキャッシュレス決済では、製造と輸送の必要性がほとんどなくなるため、環境への負荷を削減することに寄与します。

まず、現金の製造には紙幣や硬貨の印刷が必要です。この製造過程にはエネルギーや水、化学物質の使用が伴います。また、製造された現金は、銀行や利用者に輸送される必要があります。この輸送にはトラックや飛行機などの交通手段が使用され、それに伴う二酸化炭素(CO2)の排出が生じます。

一方、キャッシュレス決済では、モバイル非接触決済やQRコード決済などの電子決済手段を利用します。これらの方法では、デジタルデータのやり取りが主体となり、現金の製造や輸送が不要となります。そのため、製造工程や物流によるCO2排出を大幅に削減することができます。
 

このように、キャッシュレス決済は従来の現金払いと比較して、環境への影響が少ないことが分かります。

ただし、現金社会からキャッシュレス社会への移行に伴い、キャッシュレス決済が環境に与える影響についても懸念がないわけではありません。キャッシュレス決済による環境への影響は、従来の現金払いよりも低いですが、考慮すべき点もあります。
 

リスク1:電子廃棄物

キャッシュレス決済には、スマートフォンやコンピュータなどのデバイスが必要であり、製造と運用にはエネルギーと資源が必要です。
 

参照サイト:HOW MANY SMARTPHONES ARE IN THE WORLD? 

しかし、幸いなことに世界の86%の人々はすでにスマートフォンを所有しており、キャッシュレス決済のインフラ基盤は整いつつあります。
 

リスク2:エネルギー消費増

キャッシュレス決済の利用により、電力とデータセンターへの需要が増加し、それには大きなCO2排出が伴うことがあります。
 

参照サイト:How Does Cloud Technology Drive Sustainability?

ただ、データセンターは、持続可能なクラウド技術を発達させてきているので、今後エネルギー消費とCO2排出を低減することに成功するでしょう。
 

3. 持続可能なキャッシュレス活動

持続可能なキャッシュレス活動

ここでは、サスティナブルな生き方を実現するために、誰でも出来るキャッシュレス決済の方法についてご紹介します。

キャッシュレス決済は、環境負荷を減らすだけでなく、利用者に迅速な決済と利便性といったメリットも与えてくれます。ぜひ実践してみてください。
 

電子マネーを積極的に利用する

電子マネーは、実際の紙幣や硬貨の代わりにデジタルデータとして扱われます。支払い時には、対応する端末やリーダーにスマートフォンやICカードをかざすだけで簡単に決済が完了します。

その結果、現金やレシート紙、場合によってはカードも不要なので、明確な環境的利点があります。

電子マネーの利用方法は、決済アプリをダウンロード、そして決済情報を登録します。そして、支払い時には非接触型決済、もしくはQRコードにて決済します。

電子マネーの利用者は、店舗やオンラインでリアルタイムの支払いを行うことができるだけでなく、連携されたスマートフォンなどのデバイスからリアルタイムで支払い履歴を確認することができます。

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デジタルカードを取り入れる

デジタルカードの利用も、持続可能なキャッシュレス活動の一つです。デジタルカードは種類にもよりますが、iDやQUICPay™(クイックペイ)などの電子マネー決済に連携させて、対応している実店舗での決済が可能です。

デジタルカードを使用することで、紙幣や硬貨の使用を減らすことができます。紙幣や硬貨の製造には多くの資源やエネルギーが必要であり、それらの使用量を削減することは、環境にとって良い影響をもたらします。

他にも、デジタルカードは物理的なカードを持ち歩く必要がないので、カードを持ち歩いて紛失する心配がありませんし、カード番号を盗み見される心配もありません。

【補足情報】
デジタルカードの種類によっては、カード番号の記載がないナンバーレスクレジットカードが発行されます。この場合は、通常のクレジットカードのような使い方が可能です。

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オンラインショッピングを活用する

オンラインショッピングは、サスティナブルな活動の一つです。オンラインで商品を注文し、キャッシュレス決済を行うことで、店舗までの車移動によるCO2排出や、レジでの紙レシートの使用を削減することができます。

また、オンラインで注文した商品は、宅配業者によって、同じエリア内に配達される物と混載されて配送されます。その為、配送時の燃料消費と二酸化炭素排出を削減することができます。
 

電子チケットを利用する

イベントチケットや航空券など、紙のチケットは頻繁に使用されますが、電子チケットに置き換えることができます。オンラインショップで購入した電子チケットは、スマートフォンやメールなどのデジタルメディアで提供され、印刷が不要です。

電子チケットには、QRコードやバーコードが含まれ、入場時にスキャンされます。これにより、チケットの印刷と配布にかかる紙の使用を削減し、廃棄物を減らすことができます。

現在、航空券はもちろんのこと、税関申告書も事前にオンラインで申請できる国が増えてきており、税関申告書はQRコードとして発行される仕組みになってきています。
 

4. よりサスティナブルな未来に向けて

よりサステナブルな未来に向けて

キャッシュレス決済だけでは、CO2といった温室効果ガスを完全になくすことはできません。しかし、長期的に自分たちの支払い習慣を見直すようになるにつれて、よりサスティナブル(持続可能)な生き方を実現できるようになります。
 

CO2排出量を可視化するデジタルカード

CO2排出量を可視化する日本唯一のクレジットカードSAISON CARD Digital for becoz

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デジタルカードの利用明細からCO2排出量を可視化する仕組み※1を活用して、利用者のカーボンニュートラルな生活の実現をサポートする取り組みが、株式会社クレディセゾンで行われています。

これにより、利用者は自分の購入について、より教育的な意思決定をする力を得ることができます。たとえば、どの商品がより環境に優しいのかを把握し、エコフレンドリーな選択を行うことができます。

※1 CO2排出量を可視化する仕組み
23年7月時点で、株式会社クレディセゾンは、持続可能な社会実現に向けて、CO2排出量を可視化するデジタルカードを開発した国内唯一のクレジットカード会社。
  

プラスチックカードの発行無し

「SAISON CARD Digital for becoz」はスマートフォンアプリ上にデジタルカードを発行し、プラスチックカードを発行しません。プラスチックを使用せず、ご利用明細の各種手続きもアプリ上でできる、環境に配慮した決済サービスです。

購入データからCO2排出量を可視化

購入データからCO2排出量を可視化

購入データからCO2排出量を可視化

食事をする、服を買う、車で移動する。わたしたちの生活は、CO2を排出しながら成り立っています。「SAISON CARD Digital for becoz」では、そのCO2排出量を、デジタルカードの利用情報から自動計算し、環境価値※2を可視化することができます。

※2 環境価値
環境価値とは、地球のサステナビリティを担保するためのモノやコトが有する価値のことを言います。例)CO2排出削減量、カーボンクレジット、プラスチック消費削減量、水使用削減量など。

【補足情報】
当アプリのCO2排出量は、環境省と経済産業省が公開している「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」内に記載されている「排出原単位データベース」と、総務省統計局の「家計調査」をもとに掛け算をし、金額ベースで平均排出量を概算しています。
 

環境に配慮した行動を選択できる

環境に配慮した行動を選択できる

さらに「SAISON CARD Digital for becoz」では、排出したCO2を削減し、気候変動に対して有効なアクションをとれます。それがカーボン・オフセットプランの購入です。

カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けられない温室効果ガス(例:CO2)の排出を最小限に抑えるために努力すると同時に、避けられない排出量に見合った温室効果ガスの削減活動への投資などを通じて、排出された温室効果ガスを補う手法です。

つまり、排出量を削減する努力をする一方で、残る排出量を、排出削減活動や森林整備といった活動でCO2を削減することで、環境への負荷を相殺するという考え方です。

「SAISON CARD Digital for becoz」では、再生可能エネルギー、森林保全、省エネルギーに関連するプログラム(カーボン・オフセット)を支援するプランがあるのも魅力の一つです。

このような取り組みが進むことで、私たちはより持続可能な未来に向けて進展し、消費者と企業が共に行動し、地球環境への負荷を軽減することができるでしょう。

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※本記事では、アフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

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