人の命を救う責任の重い職業、救急救命士として働く内山様。
これまでは現場の第一線で、救急車に乗り、病人や事故にあった人の応急処置をされてきました。一方で現在は、役員職ポジションに就く前準備として管理仕事に従事されています。
救急活動中は、感染防止衣の着用が義務付けられている為、汗をかく環境に置かれることが多く、タフなお財布を探していたところ、当時のFirst Reachと出会いました。
それからは、弊社のジップウォレットと二つ折り財布をご愛用頂いております。今回は、そんな内山様にFirst Reachから新たにリリースされる三つ折り財布のレビューにご協力いただきました。
Contents
First Reachとの出会い
内山様:
First Reachさんの財布に出会う前は、REDMOONや革蛸謹製の財布を使用していました。基本的に、エイジングを楽しめる革財布(イタリアンカラーサドルのブッテーロ、ブライドルレザー、コードバン、栃木レザー)を使用することが多かったです。財布だけでなく、ベルトもブッテーロにUKブライドルレザーを使用しています。
ただし、いつかはワニ革の財布を持ちたいと思っていました。キャッシュレス化が進んでいることもあり、プライベート用&仕事の両方で、小さく四角タイプのクロコ財布を探していました。そんなお財布を探していたころ、InstagramにてFirst Reachさんの投稿写真を見つけました。
First Reach:
革のエイジングを楽しむことは、革好きにとっては外せないポイントですよね。牛革の種類は、たくさんご使用されてきたようですが、これまでにクロコダイルレザーを使用されなかった理由はあるのでしょうか?
購入前に悩んでいたこと
内山様:
私自身のコンセプトは「気軽に持てるクロコダイルの財布」でした。先述したように、タフな環境で財布を使用するので、どうしても値段が高いと気軽というわけにはいきませんよね。
しかし一般的に、ワニ革財布は高級なので、傷や水分がついてしまった時が心配でした。
First Reach:
たしかに市場に出回るクロコ製品は、高いイメージがあります。その懸念点は、どのようにして払しょくされましたか?
内山様:
First ReachさんのHPを見た時、「幅広い顧客層に愛用していただく」というコンセプトに、とても共感を持てました。さらに、「品質」と「コスト」に関する企業努力が記載されており、懸念点はみごとに消えていきました。
First Reach:
弊社の「Concept」ページを見ていただけていたんですね。とても嬉しいです。仰る通りFirst Reachでは、多く方にクロコダイル革を認知してもらえるよう「品質」「コスト」面で、以下の取り組みを実施してきました。
「品質」
First Reachでは世界に4種しか存在しないクロコダイルのうち、本物の高級シャムワニを使用。数あるメーカーの中から、権威あるタイ王室御用達メーカーである "Sriracha Farm Thailand" をパートナーにしました。
「コスト」
従来の「卸業者や小売り業者を仲介させる」販売モデルから、「自らプロダクトを作り、直接お客様にお届けする」、つまり企画から生産、流通、販売まで一気通貫する「D2C」販売モデルを実現することで、仲介手数料を削減でき、最高級クロコダイル革製品をリーズナブルな価格で提供することを実現しました。
購入の決め手は「気軽」に持てるクロコ財布
内山様:
後ろポケットに入れて、ガンガンに使用したいと思っていました。正直、クロコダイルは高額な財布が多く、First Reachさんの財布は値段も手頃であったため、購入してみようと決めました。
First Reach:
弊社の購入までのサポートはいかがでしたか?
内山様:
連絡してみると、腑柄のタイプが選べるということで、写真を送って頂きました。また、ジップと二つ折りタイプ共に相談にのって頂き、購入から商品到着まで、とても安心感のあるサポートでした。
First Reachさんの財布に対する、揺るぎないコンセプトだと感じました。ホームページでも、マットタイプ、光沢タイプの違いが記載しており、選ぶ際にとても参考になりました。
First Reach:
コンセプトは弊社の根幹部分であり、一番重要視している部分なので、そこについて褒めていただけたのは本当に嬉しく思います。
三つ折り財布について
ではここからは、本題である三つ折り財布について伺っていきたいと思います。
First Reach:
普段、どのように三つ折り財布は使用されておりますか?
気軽がモットー「後ろポケットに入れっぱなし」
内山様:
仕事の日(月~金)に、基本的には後ろポケットに入れっぱなしで使用しています。財布の中には、小銭、紙幣、免許証、nanacoカードを入れています。
これまで通り使用していますが、傷らしい傷は見当たらないです。雨で水分が付いた時は、すぐに拭くらいで、雨滲みは付いてないです。
また普段から感染防止衣(下)を履いているため、汗をかく環境が多いのですが、汗による滲みもついていないです。
コンパクトだけど高い収納力
これだけコンパクトに作られているにも関わらず、収納力が高いです。ジップタイプだと仕事中に使うには少し大きいのですが、三つ折り財布は丁度よい感じでポケットの中に納まってくれます。
二つ折り財布と比べると、お札の入れ方に少しコツがいりますが、慣れてしまえば、大きく開くのでお札が入れやすいです。枚数も10枚位はしっかりと納まってくれます。
お好みに合わせて収納方法は2パターン
収納パターンⅠ
普段から素早く紙幣を取り出したい方に、オススメしたいお札の収納方法です。 小銭入れの前にお札を畳むことで、すぐにお札を取り出せる構造になっています。
収納パターンⅡ
お札をしっかり収納したい方は、前面カードホルダーをお札ホルダーとして使用することができます。
First Reach:
収納方法は2パターンございますが、どちらを採用されていますか?
内山様:
両方試しましたが、そこまで札を取り出す速さを求めていなかったため、収納パターンⅡで使用しています。
小銭の出し入れについて
内山様:
コンパクトを求めたせいか、三つ折り財布のマチがあるタイプに比べると、使い心地は多少劣ってしまいますが、十分に中身を見れる状態ですし、中の革が柔らかいため、使い難くはありません。三つ折りだけで使用する場合、十分ではないでしょうか。
First Reach:
率直なコメントありがとうございます。実は事前にご説明できていなかったのですが、小銭部分の牛革は柔らかい素材を使用しているので、小銭ポケットを円状に膨らませることで、小銭を取り出し易くすることができます。
ぜひ試されてみてください。
最大5枚収納できるカードポケット
自然に右手の親指をもっていけば、スムーズに取り出せます。今は2枚のカードを入れて使用してますが、5枚は収納できます。また2枚であっても、落ちてしまうようなことはありません。
お気に入りのポイント
これだけコンパクトにも関わらず、収納力の高さ、お札の出し入れは、かなりスムーズにできます。
革の質は勿論のこと、この小さなボタン(イタリアPRYM社製 挽物ホック)の閉まり感、開け閉めの音には驚かされました。
また、これだけ小さいボタンですが、財布を閉じるとき、一度で吸い込まれるように閉まります。耐久性もあるとのことで、今後楽しみです。
コバもきれいに処理されています。細かいところまで気遣われている財布だと思います。お札が折れないため、お札で支払うときに、折り目を付けずに渡せるので助かってます。
お手入れや革の経年変化
内山様:
多少乱雑に使用していますが、手入れは濡れた時にふき取る程度です。
First Reach:
経年変化のご状況はいかがでしょうか?三つ折り財布だと、まだ使用期間も経っていないので、約3か月弱使用されている二つ折り財布マット加工黒の経年変化はいかがでしょうか?
内山様:
マットタイプにしたので、最初より艶がでてきました。傷らしい傷はついていないので、やはり革は強いのかなと思います。
三つ折り財布をさらに良くするには
内山様:
二つ折りのようにマチのあるタイプにした場合、厚みは出てしまいますが、小銭の出し入れはし易くなるかなと。使用年数で、厚みは少し薄くなると思うので。
First Reach:
その点については、ぜひとも一度、小銭ポケットを円状に膨らませ、小銭の取り出しを試していただけたら幸いです(笑)。かなり取り出し易さも変わってくるのではないかと思います。
今後に期待すること
First Reach:
たくさんのコメントありがとうございました。つい色々聞いてしまいました。最後に、今後First Reachに期待することを聞かせていただければと思いますが、いかがでしょうか?
内山様:
First Reachさんが作る高級バージョンの財布も見てみたいです。また、他のエキゾチックレザーも扱って頂きたいです。縫い糸の色や太さを変えてみるのも面白いかなと思います。
私は、First Reachさんのコンセプトにとても共感しました。本当に大変とは思いますが、誰もが手軽に持てるクロコダイルの財布を作り続けて頂きたいのが、一番期待していることです。
First Reach:
はい、これからも幅広いお客様が、気軽にクロコ製品を持てるよう企業努力してまいります。
加えて、内山様の意見からも感じることですが、お客様の意見というのは、運営側では思いつかない素敵なアイデアがあると感じています。今後はそんなアイデアを、より一層商品に反映したいと考えております。
そこで次回の商品開発では、主にSNSで繋がっているお客様と一緒に、何を作るか決めれたらと考えています。
例えば、現在はSNSが便利になり、お客様からアンケートを取ることができます。そういった機能を使って、どんなお財布が欲しいのか、どんなデザインが良いのかなどを一緒に決めていけたらと思っています。
その際は、ぜひご協力お願いいたします。この度はお忙しい時にもかかわらず、お時間を頂きまして誠にありがとうございました。
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