本物クロコダイル革&種類の見分け方|CITESの確認

本物クロコダイル革&種類の見分け方|CITES許可書の確認

先日、First Reach公式Instagramアカウントのあるフォロワー様から、こんな問い合わせがありました。「誰でもカンタンに本物クロコダイル革を見分ける方法を教えてほしい。」

その時は「ワニ革(クロコダイル、アリゲーター、カイマン)の種類や特徴」と「型押しとの違い」についてご説明いたしました。

とは言っても、各ワニ革の種類などを見分けるのはそう簡単でありません。何故なら、同じ種類だとしても、個体差や加工方法によっても特徴が変わってくるからです。

そこで当記事では、あまり馴染みのない方にとっても、簡単にワニの種類や本物と偽物を見分けることができる方法をご紹介します。

それは販売先に「CITES許可書を見せてもらうこと」です。

 

 Contents

 

CITES(ワシントン条約)とは

CITESとは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)のことを指し、ワシントン条約とも言います。※日本は1980年8月に条約を締結しています。

この条約は、自然のかけがえのない一部をなす野生動植物の一定の種が、過度に国際取引に利用されることのないよう、これらの種を保護することを目的としています。

120ヵ国以上が同意した国際条約で、動植物種、それらの部分と派生物、それらから作られる品物の取引を規制しています。それらの種の名前は規制リストに掲載され、このリストは2年に一度、条約の締約国会議後に更新されます。

そして当リストには、CITES掲載種の名前と、それらが附属書 I、II、III のどれに分類されるかが示されます。

  • 附属書 I

この種は、稀少か絶滅のおそれがある種です。主に商業目的でのこれらの種の取引は禁じられます。取引する為には、「輸出国が発給したCITES輸出許可書」と「輸入国が発給したCITES輸入許可書」を添付しなければなりません。

  • 附属書 II

この種は、現時点では稀少でなく、絶滅のおそれもありませんが、取引を規制しないとそうなる可能性がある種です。附属書 II 掲載種には、輸入国への輸入を許可するために、「輸出国が発給した適切なCITES輸出許可書」を添付しなければなりません。

  • 附属書 III

この種には絶滅の恐れはありませんが、ある国によっては特別な管理の対象とされています。附属書 III 掲載種には、それを管理対象にしている国を跨いで取引する場合は、「輸出国が発給した適切なCITES輸出許可書」、管理対象にしている国以外の国との取引であれば、条約の要項に従い、「原産地証明書または再輸出証明書」を添付しなければなりません。
 

CITES許可書を所持していれば本物の証

そしてシャムワニ、ラージクロコダイル、スモールクロコダイルといったクロコダイル種は、附属書 I に指定されており、CITES許可書が必要になります。この許可書は、もちろん本物のクロコダイル種に対して発行されますので、CITES許可書を持っているということは本物のクロコダイルだということが言えるわけです。

CITES許可書が発行される条件

では、どんなクロコダイル製品であれば、日本への輸出入が許可されるのでしょうか?それは、「養殖施設において人工繁殖を目的で育てられたクロコダイルの皮革製品」であれば、輸出入国のワシントン条約に係る管理当局より、CITES許可書を取得することができます。

さらに、当許可書を得るには、「CITESの運営する組織に加盟するクロコダイルファームで製造されていなければなりません。」事実、First Reachが提携するSriracha Farm Thailandは、1993年10月、CITESの組織に加盟しています。
 

販売店にCITES許可書の開示を依頼

販売店にCITES許可書の開示を依頼

日本市場におけるクロコダイル革製品のほぼ100%は輸入されたものです。ですから、日本でクロコダイルの原皮のまま輸入し、日本で皮から革製品へ加工し販売するお店、またはクロコダイル革を使用した製品を輸入している販売店は、先述したCITES許可書を必ず所持しています。

ですから、購入を検討しているお店があれば、CITES許可書を見せてもらえるか問い合わせてみましょう。誠意ある販売店であれば、見せてくれるはずです。

タイ国が発給した CITES 輸出許可書

日本国が発給した CITES 輸入許可書

上写真は、First Reachが扱っているSrirach Farm Thailandから輸入する製品に対して発行された「タイ国が発給した CITES 輸出許可書」と「日本国が発給した CITES 輸入許可書」です。
 

CITES許可書で確認したいポイント

CITES許可書で確認したいポイント

CITES許可書を見せてもらう時、必ず確認しておきたいポイントについてご紹介します。それは「学術名」を確認することが一番重要です。というのもワニ革といっても、クロコダイルだけでなく、アリゲーターやカイマンといった種類があるからです。(各ワニの種類については別記事を参照)

そしてワニ革の中でも、一番高価とされているのがクロコダイル革でありますが、購入を検討している商品が何革なのかは気になるポイントです。

 

クロコダイル科

  • 学術名:Crocodylus porosus(スモールクロコダイルまたはイリエワニ)
  • 学術名:Crocodylus niloticus(ナイルクロコダイルまたはナイルワニ)
  • 学術名:Crocodylus novaeguineae(ラージクロコダイルまたはニューギニアワニ)
  • 学術名:Crocodylus siamensis(シャムクロコダイルまたはシャムワニ)
     

アリゲーター科

  • 学術名:Alligator mississippiensis(アメリカアリゲーターまたはミシシッピワニ)
     

アリゲーター科カイマン属

  • 学術名:Caiman crocodilus(メガネカイマン

 

以上が、CITES許可書による本物クロコダイル革&種類を見分ける方法でした。購入を検討されているクロコダイルレザー商品のことを知ることで、お買い物はワクワクするものです。

もちろんFirst Reachが販売する全商品は、日タイ管理当局よりCITES許可書が発行された本物のクロコダイル革プロダクトですので、ご安心してお買い物をお楽しみくださいませ。

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