タイ王族御用達老舗工場で製作される正真正銘クロコダイル

タイ管理当局が承認する本物クロコダイル革と偽物の違い

クロコダイル革製品の購入を検討されている方で、こんな疑問を持った方はいないでしょうか。

「海外から輸入されている製品は、どうやって本物かどうか確認すればいいのだろう?」「明確な判断基準が知りたい!」

もちろん、First Reachが扱う全ての製品は、ワシントン条約に係るタイ管理当局が承認する、本物のクロコダイル革で製作されています。

本記事では偽物との違いについてご説明しながら、First Reachの扱うクロコダイル革についても、ご紹介していきます。
 

 Contents

  1. 本物クロコダイルの種類と特徴
  2. クロコダイル革とそれ以外(型押し、カイマン)の違い
  3. クロコダイル革にはCITES証明書が必要  

1. 本物クロコダイルの種類と特徴

本物クロコダイルの種類と特徴

全世界に於いて、クロコダイルは“4種類”しかありません。少ないと感じるかもしれませんが、それはクロコダイル科ではないワニもいるからです。(後で説明します)

ここでは、本物のクロコダイルとして製品に使われる種類についてご紹介します。クロコダイルの4種類は、以下の通りです。

  • スモールクロコダイル(イリエワニ)
  • ナイルクロコダイル(ナイルワニ)
  • ラージクロコダイル(ニューギニアワニ)
  • シャムクロコダイル(シャムワニ)

本物クロコダイルの特徴はなんといっても細かく整った鱗模様。 腹の四角形の鱗(竹腑)は細かく美麗に揃っており、横腹の丸い鱗(丸腑)とのバランスが絶妙です。

穿孔(せんこう)の有無

うろこの縁付近に針でついたような穿孔(せんこう)と呼ばれる小さな窪み

クロコダイルの鱗は人間の「指紋」と同じで、それぞれに個体差がありひとつとして同じものは無く個性があります。

その他にも、うろこの縁付近に針でついたような穿孔(せんこう)と呼ばれる小さな窪みがあります。

これは感覚器官とみられ、今回紹介した4種のクロコダイル全てに備わっており、クロコダイル革の特徴でもあるのです。(染色加工により見えるもの見えないものがあります)
  

2. クロコダイル革とそれ以外(型押し、カイマン)の違い

クロコダイル革とそれ以外(型押し、カイマン)の違い

クロコダイル革以外の素材、例えば型押しの皮革やカイマンの皮革なども、見た目が似ているため、間違いやすいという点があります。

ここでは、クロコダイル革以外の素材である型押しの皮革やカイマンの皮革との違いについて、詳しく解説します。
 

型押しの皮革

型押し

How to Distinguish Genuine Crocodile Leather from Crocodile Embossed Leather – Everweek

型押しの皮革とは、皮革に型押し加工したものです。型押し加工とは、皮革の表面に凹凸をつけ模様を付けることで、見た目や手触りを変える加工方法です。

型押しの皮革は、クロコダイル革やカイマン革と比べると、安価で手に入りやすい素材です。また型押しの皮革は、加工技術の進歩により、クロコダイルやカイマンを模した模様が非常にリアルに表現できるようになっています。

しかし型押しの場合、なめした皮に人工的に型押しするので、溝の深さにばらつきがありません。さらに型押しには、クロコダイルの特徴である穿孔がありません。
 

カイマンの皮革

Caiman Skin Belly Matte Grey (panamleathers.com)

カイマンの代表種であるメガネカイマンは、中央アメリカ、および南アメリカに生息します。主に淡水域に生息しますが、汽水域や海域で見られることもあります。

カイマン類の腹部には、四角形の鱗の下にカルシウム分が沈着した硬い部分があり、カイマン革の特徴となっています。カルシウムが非常に豊富なので、ゴツゴツとしていて他のクロコダイル革と比べて硬いのが特徴です。

さらにカイマンの革は、クロコダイル革に比べて比較的入手しやすく、より安価な革として使用されています。カイマンには、クロコダイル種にある穿孔がありません。

とても重要なポイントは、このカイマン属の革はクロコダイルと表記することは禁止されており「カイマン(caiman)」と表記されます。
 

3. クロコダイル革にはCITES証明書が必要

本物クロコダイル輸入にはCITES証明書が必要

クロコダイル科は、ワシントン条約(絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の『附属書Ⅰ』のリストに該当するので、原則的に商業のための輸出入取引が禁止されております。

【補足情報】

ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約))は、自然のかけがえのない一部をなす野生動植物の一定の種が過度に国際取引に利用されることのないよう、これらの種を保護することを目的とした条約です。(引用:経済産業省ウェブサイト

しかしながら、弊社製品のように、養殖施設において人工繁殖を目的に育てられたクロコダイル革は、輸出国のワシントン条約に係る管理当局より、輸出許可書を取得することができます。

言い換えれば、この輸出許可書を持つということは、輸出ができるだけでなく、本物のクロコダイル革である証明にもなるのです。

実際にFirst Reachの製品を対象に発行されたCITES許可書が、下写真になります。

CITES証明証(実物)

上記の輸出許可書の中にある赤枠部分に注目して頂きたいのが、学術名「Crocodylus siamensis」と記載されているのが分かります。

これが、ワシントン条約に係るタイ管理当局により発行された、正真正銘タイ産クロコダイルである証明なのです。(カイマン属の革であればCaimanと記載されます)

いかがでしたでしょうか?クロコダイル革と、それ以外のモノの特徴だけでなく、海外クロコダイルの輸出許可書の視点からも本物のクロコダイルについて考察してみました。

First Reachが販売する全ての製品は、タイ王室御用達老舗工房で製作される正真正銘本物のクロコダイル革製品です。

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