インドネシアのATMでクレジットカードを使った海外キャッシング事情

インドネシアのATMでクレジットカードを使った海外キャッシング事情

インドネシアへの旅行または出張中、突発で現金が必要になる時ってありませんか?そんな時でも日本で発行したクレジットカードを使って、現地のATMで現金を引き出すことができます。

本記事では、利用できるクレカの種類、ATM利用の安全性、引き出し時の手数料や為替レートといったインドネシアにおける海外キャッシング事情についてご紹介します。
 

 Contents

  1. 利用できるクレジットカードの種類
  2. インドネシアATM利用の安全性について
  3. ATMで引き出せる最大金額
  4. ATM利用時の為替レートについて
  5. インドネシアにあるATMの引出し手数料
  6. インドネシアにあるATMの使い方
  7. 海外キャッシングに適したクレジットカード

1. 利用できるクレジットカードの種類

利用できるクレジットカードの種類

インドネシアの銀行が運営するATMでは、日本で発行したデビットカードやクレジットカードを使って現地通貨であるインドネシアルピーを引き出すことができます。利用できるクレジットカードの種類は、以下の通りです。
 

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • UnionPay

たとえ以上にある種類のカードでなくても、ATMに記載されている提携カードであれば利用することができるので、利用するATMを確認してみて下さい。
 

2. インドネシアATM利用の安全性について

インドネシアATM利用の安全性について

インドネシアにあるATMはショッピングモール、コンビニ、娯楽施設、ガソリンスタンド、銀行の支店などに設置されています。

結論から述べると、クレジットカードを使ってインドネシアのATMで現金を引き出すことができます。一方で他国と同様にスキミング被害などに注意する必要があります。ATM利用時は、人に見られないよう暗証番号(PIN)を入力するようにし、決して他人に暗証番号を伝えないようにしましょう。

一番安全なATMを利用したい場合、空港や銀行に設置されているATMを利用するのが良いでしょう。そして所有するクレジットカードは常時携帯するようにして、所持するのが難しい場合、ホテルにある金庫に保管するようにしましょう。

ATMへのクレジットカード取り込まれや盗難にあった場合に備えて、予備のクレジットカードも所有しておくと慌てずに済みます。仮にこのような状況に直面したら、まずはクレジットカード発行会社に連絡して、担当者の指示に従い処置を行ってください。

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3. ATMで引き出せる最大金額

インドネシアのATMで引き出せる最大金額

日本で発行されたクレジットカードを使って、インドネシアでキャッシングする場合、多くのATMで引き出せる金額は最大10,000,000インドネシアルピー(約9万4千円:23年4月時点)に設定されています。

それ以上引き落としたい場合は、銀行の支店に行き海外キャッシング手続きを済ませて下さい。クレジットカードの海外キャッシングの利用枠分を現金化することができます。
 

銀行支店での必要書類

  • パスポート
  • クレジットカード

4. ATM利用時の為替レートについて

ATM利用時の為替レートについて

ATM利用時の為替レートは、利用するクレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、UnionPayなど)の種類によって決まります。

以下のリンク先から、各クレジットカード会社の最新為替レートを確認することが出来ます。日本円と両替したい総額、そして変更したい外国通貨を設定してみてください。
 

各カード会社の最新為替レート

コンバージョンについて

海外でキャッシングを利用すると、引き出し前に「現地通貨へコンバージョン(Dynamic Currency Conversion)」するかしないかを確認される時があります。

選択してしまうと、ATMを保有する銀行が設定する比較的悪い為替レートで取引されるので、「Without Conversion」を選択するようにしてください。
 

5. インドネシアにあるATMの引出し手数料

インドネシアにあるATMの引き出し手数料

インドネシアのATMを操作していると、現地ATM利用手数料がかかると画面に出てくることがあります。

しかし、この手数料はデビットカードで引き出した場合にかかるもので、クレジットカードによる海外キャッシングではかかりません。

ただしクレジットカードを発行した日本の銀行機関への海外ATM利用手数料は発生します。利用金額1万円以下の場合、110円(税込)/件。利用金額1万円超の場合、220円(税込)/件が一般的です。
 

キャッシングのトータルコスト

  • 日本のクレカ発行銀行への手数料(110-220円)
  • 日本のクレカ発行銀行への利息(引き出し額 x 年率18% ÷ 365日 x 返済までの日数)

    ➤ 詳しくは別記事の「利用に利息がかかる」で説明

6. インドネシアにあるATMの使い方

インドネシアにあるATMの使い方

今回は、スカルノハッタ国際空港ターミナル3にあるBNIのATMでキャッシングを実施しました。
 

1. ATMのマークを確認する

インドネシアのATMのマークを確認する

VISAやMasterCardなどの国際ブランドマークがついているATMを探します。国際ブランドのマークがない場合は、「PLUS」マークがVISA、「Cirrus」マークがJCBとMasterCardに対応しているので、それらのマークが付いたATMをご利用ください。
 

2. クレジットカードを挿入する

クレジットカードを挿入する

ATMにクレジットカードを挿入しますが、その時のカードの向きにご注意ください。

日本やインドネシアではクレジットカードの表面を上にして挿入するタイプが一般的ですが、その他にも二つの種類が存在することを知っておくと、実際に使用する時に慌てずに済みます。

一つ目は、カードの裏面を表にして挿入するタイプ。この場合は、磁気テープが左側になります。そして二つ目が、カードに貼られた磁気テープ部分をカードリーダーにスライドさせるタイプです。
 

3. 使用言語を選択する

使用言語を選択する

一般的にクレジットカードを挿入した段階では、ATMには現地の言語が表示されている状態です。したがって、ATMの操作画面もしくは操作キーから「LANGUAGE」という文字を見つけて、言語を選択しましょう。

今回は「ENGLISH」を選択(タッチパネル式)しました。
 

4. 暗証番号を入力する

暗証番号を入力する

クレジットカードを発行してもらった時に設定したパスワード4桁を入力します。英語による入力時、暗証番号は「PIN」という表示になります。

海外では暗証番号桁が5-6桁の国がありますが、気にせず日本で設定した4桁のパスワードを入力してください。暗証番号を入力したら「ENTER」を押します。
 

5. 金額を選択する

金額を選択する

引き出したい金額を選択肢の中から選びます。選択肢にない場合は、「OTHERS(その他)」を選択して、希望の金額を入力します。

※海外でキャッシングを利用すると、引き出し前に「現地通貨へコンバージョン(変換)」するかしないかを確認される時があります。

変換すると、ATMを保有する銀行が設定する比較的悪い為替レートで取引されるので、「Without Conversion」を選択するようにしてください。

インドネシアの通貨であるルピア(Rupiah)の額面が非常に大きいが故の質問になります。

これは50,000(約460円)ルピア、もしくは100,000ルピア(約920円)どちらの紙幣で引き出したいか選択します。自分の用途に合わせて選択しましょう。
 

6. 取引内容を選択する

取引内容の選択画面が表示されたら、一般的に「WITHDRAWAL(引き出し)」のボタン、またはキーを押します。次に「CREDIT(クレジット/キャッシング)」を選択します。

しかし今回は、初めから「CREDIT(クレジット/キャッシング)」を選択する画面が出てきました。

※キャッシュカードやデビットカードでお金を引き出す場合は、「CREDIT(クレジット/キャッシング」ではなく「SAVING(預金)」のボタンを選びます。

取引内容を選択した後に、現金を引き出すことができました。

通常、取引内容を選択した後、金額を選択するのですが、今回は逆のパターンでした。
 

覚えておくと役立つ英単語

  • ACCOUNT ⇒ 口座
  • SAVINGS ⇒ 普通預金
  • PIN ⇒ 暗証番号
  • WITHDRAWAL ⇒ 引き出し
  • CREDIT ⇒ クレジット、キャッシング
  • AMOUNT ⇒ 金額
  • RECEIPT ⇒ レシート、明細書
     

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7. 海外キャッシングに適したクレジットカード

海外キャッシングに適したクレジットカード

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