旅行中に財布を失くすなんて、考えただけで憂鬱になりますよね。しかし、海外旅行ではそんなことが起こり得ることも。特にスリが起こりやすい観光地では、油断すると簡単に被害に遭ってしまいかねません。
そこで今回は、財布を守るために絶対に知っておきたい5つのスリ対策と、盗難&紛失してしまった場合の緊急対処法をご紹介します。
海外旅行を楽しむために、大切な財布を守る知識を身につけて、安全かつ快適な旅を満喫しましょう。
1. 海外旅行で財布を守る為の5つのスリ対策
海外旅行中に財布を盗まれたり、スリにあったりすることは少なくありません。そこで、海外旅行で財布を守るためには、いくつかの対策が必要です。
そこで、海外旅行で財布を守るための5つのスリ対策について紹介します。
ショルダーバッグやポーチを持ち歩かない
ある記事では、スリ対策としてショルダーバッグやウエストポーチに財布を収納することとありますが、私はあまりオススメしません。というのもそれらを所有していることで、観光客であることが丸わかりだからです。
私はタイに住んでおり、海外からの出張者をアテンドすることがあるのですが、彼らは決まってウエストポーチやバックパックを背負って観光に出かけます。
しかし現地人というのは、もともと最低限のモノを持って外出するものです。ですから、現地人に溶け込むには、ショルダーバッグ、ポーチ、バックパックを持たずに出かける格好を心がけることが大切です。
そのためには、以下の必要最低限の持ち物だけにすることをオススメします。
- 携帯(スマートフォン)
- ミニ財布
- パスポートのコピー
財布に関してですが、大きいサイズの財布だとズボンからはみ出てしまうので、スリの恰好の的になってしまいかねません。ですからスリ対策として、ポケットからはみ出ないミニ財布を携帯するようにしましょう。
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財布をテーブルの上に置かない
テーブル上に財布を置いてしまうと、スリに狙われやすくなります。特に、観光客が多い観光地のレストランやカフェ、マーケットなどではスリによる被害が多発する傾向にあります。
そのためテーブルの上には財布を置かず、できるだけ財布はズボンやジャケットのポケットに収納して、肌身離さず持ち歩くことが大切です。
したがって、財布は衣服のポケットに収納していても、邪魔にならない小さなサイズがオススメです。
現金をなるだけ持たない
現金をなるべく持たないことは、スリ被害に遭うリスクを減らす対策の1つです。現金を持ち歩いていると、スリに狙われる可能性が高まります。
というのもスリを行う人は、財布の中にどれだけお金が入っているのかを確認しながら、スリを実行しようか考えています。ですので、公共エリアなどで財布を開いた時に、多くの金額が入っていることが分かれば、それだけスリのリスクが高まるということになります。
そのため、必要最低限の現金を持ち歩くようにし、クレジットカードやデビットカードなどキャッシュレス決済を活用することで、スリ被害を最小限に抑えることができます。
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シンプルな服装を心がける
シンプルな服装を心がけることも、スリ対策の1つとして有効です。派手な服装や高級ブランドの服装は、スリに狙われやすくなる可能性があります。
そのため、一目で旅行客だと分かる服装を控えることで、スリ被害を防ぐことができます。また、財布やバッグを選ぶときも、派手なデザインや高級ブランドのものは避けるようにしましょう。
スリに狙われるリスクが高まりますので、シンプルなデザインのものを選ぶことが大切です。
財布を複数持たないようにする
スリ被害を最小限に抑えるために、現金を複数の財布に分けるよう提言している記事が見受けられますが、個人的にはオススメしません。
というのも財布を複数持ち歩くということは、その分財布を紛失・盗難されるリスクも二倍に高まるからです。
それよりも必要最低限の現金を財布に収納することの方が重要です。
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2. 財布の盗難&紛失に備えて実施しておくこと
たとえ万全なスリ対策をしていても、財布がスリにあうこともあります。財布には現金やカードなど多くの大切なものが入っているため、深刻な事態になりかねません。
そこで財布の盗難や紛失に備えて実施しておきたいことを、いくつかご紹介します。
財布以外に予備のクレカを所持しておく
財布紛失に備えて、財布以外に予備のクレジットカードを所持しておくことは、非常に有効な対策の一つです。
旅行中に財布を失くしてしまった場合、急な支払いや現金不足に陥ることがありますが、財布以外に予備のカードがあれば安心です。
ただし予備のカードを持ち歩く際には、盗難や紛失に備えて別の場所に保管しておくことが大切です。
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クレジットカードのセキュリティ対策をしておく
クレジットカードやキャッシュカードのカードも盗難・紛失には注意が必要ですので、以下の対策を行うことが大切です。
- 基本カードは1枚だけ財布に収納する。
- カードの不正利用を防ぐために、PINコードやパスワードを設定する。
- 利用額を必要最低限に設定しておく。
- デジタルカードを利用する。
これらの対策を行うことで、カードの盗難・紛失の影響を最小限に抑えることができます。また、カードが盗難・紛失にあった場合には、速やかにカード会社に連絡して対応することが重要です。
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現地のスマホ決済を有効にしておく
現地のスマホ決済を有効にしておくことも、財布を紛失した際にも便利です。スマホ決済を利用することで、現金やカードを持ち歩かずに支払いができるため、財布を紛失してしまった場合でも、支払いに困ることがありません。
ただしスマホ決済を利用する際には、事前に登録や設定を行っておくことが必要です。また、海外で利用する場合には、使用可能な決済サービスや通貨について事前に確認しておくことが大切です。
インターネットに常時接続できるようにしておく
財布紛失に備えて、インターネットに常時接続できるようにしておくことは重要です。
インターネットに接続できる状態であれば、ウェブサイトから連絡先を確認することができるので、紛失したカードをすぐに停止することができたり、現地の日本大使館や旅行会社に連絡を取ることができます。
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パスポートのコピーを所持しておく
基本的にパスポートの所有は紛失のリスクがあるので、パスポートのコピーがオススメです。
旅行先の警察に届け出をする際にも、パスポートのコピーを添付することで、手続きが円滑に進むことがあります。
パスポートのコピーは、紙で印刷するだけでなく、スマートフォンに画像として保存しておきましょう。
3. 財布の盗難や紛失した場合の対処法
旅行中に財布を盗難や紛失してしまった場合、パニックになってしまうかもしれませんが、冷静に対処することが大切です。
ここでは、財布の盗難や紛失した場合の対処法をいくつかご紹介します。
銀行やクレジットカード会社に連絡する
銀行やクレジットカード会社に連絡し、カードを停止するように依頼することが必要です。カードが盗まれた場合は、不正使用される可能性があるため、早急に手続きを行うことが重要です。
たとえ盗難・紛失によってカード番号がわからない場合でも、名前と生年月日、住所などを伝えることで調べてもらうことが可能です。
現地の警察に届け出をする
財布が盗まれた場合は、現地の警察に届け出をすることが大切です。現地の警察が事件の証拠を集め、財布が発見される可能性が高くなります。
大使館や領事館に連絡する
万が一パスポートも紛失してしまった場合は、日本の大使館や領事館に連絡し、手続きを行いましょう。
大使館や領事館は、日本人旅行者のトラブルを解決するために存在する施設でもありますので、安心して相談してください。
必要な保険会社に手続きを行う
旅行保険に加入している場合は、保険会社の連絡窓口に電話をします。連絡窓口に電話すれば、今後どのような対処をすれば良いのか説明してもらえます。
盗難に遭った場合に補償が受けられるのは、「携行品損害補償」が付帯している海外旅行保険のみです。携行品損害補償が付帯していない場合は、盗難に遭っても補償が受けられないので注意しましょう。
一方、置き引きや紛失してしまった携行品については補償されません。置き引きや紛失した場合は本人の過失とみなされてしまうため、補償が受けられないことになっています。
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