フィリピンのATMでクレジットカードを使った海外キャッシング事情

フィリピンのATMでクレジットカードを使った海外キャッシング事情

フィリピンへの旅行または出張中、突発で現金が必要になる時ってありませんか?そんな時でも日本で発行したクレジットカードを使って、現地のATMで現金を引き出すことができます。

本記事では、利用できるクレカの種類、ATM利用の安全性、引き出し時の手数料や為替レートといったフィリピンにおける海外キャッシング事情についてご紹介します。
 

 Contents

  1. 利用できるクレジットカードの種類
  2. フィリピンATM利用の安全性について
  3. ATMで引き出せる最大金額
  4. ATM利用時の為替レートについて
  5. フィリピンにあるATMの引き出し手数料
  6. フィリピンにあるATMの使い方
  7. 海外キャッシングに適したクレジットカード

1. 利用できるクレジットカードの種類

利用できるクレジットカードの種類

フィリピンの銀行が運営するATMでは、日本で発行したデビットカードやクレジットカードを使って現地通貨であるフィリピンペソを引き出すことができます。利用できるクレジットカードの種類は、以下の通りです。
 

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • UnionPay

たとえ以上にある種類のカードでなくても、ATMに記載されている提携カードであれば利用することができるので、利用するATMを確認してみて下さい。
 

2. フィリピンATM利用の安全性について

フィリピンATM利用の安全性について

フィリピンにあるATMはショッピングモール、コンビニ、娯楽施設、ガソリンスタンド、銀行の支店などに設置されています。

結論から述べると、クレジットカードを使ってフィリピンのATMで現金を引き出すことができます。一方で他国と同様にスキミング被害などに注意する必要があります。ATM利用時は、人に見られないよう暗証番号(PIN)を入力するようにし、決して他人に暗証番号を伝えないようにしましょう。

一番安全なATMを利用したい場合、空港や銀行に設置されているATMを利用するのが良いでしょう。そして所有するクレジットカードは常時携帯するようにして、所持するのが難しい場合、ホテルにある金庫に保管するようにしましょう。

ATMへのクレジットカード取り込まれや盗難にあった場合に備えて、予備のクレジットカードも所有しておくと慌てずに済みます。仮にこのような状況に直面したら、まずはクレジットカード発行会社に連絡して、担当者の指示に従い処置を行ってください。

 関連記事 

3. ATMで引き出せる最大金額

フィリピンATMで引き出せる最大金額

※引き出し金額は参考値としてご覧ください。

日本で発行されたクレジットカードを使って、フィリピンでキャッシングする場合、多くのATMで引き出せる金額は最大50,000フィリピンペソに設定されています。

それ以上引き落としたい場合は、銀行の支店に行き海外キャッシング手続きを済ませて下さい。クレジットカードの海外キャッシングの利用枠分を現金化することができます。
 

銀行支店での必要書類

  • パスポート
  • クレジットカード

4. ATM利用時の為替レートについて

ATM利用時の為替レートについて

ATM利用時の為替レートは、利用するクレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、UnionPayなど)の種類によって決まります。

以下のリンク先から、各クレジットカード会社の最新為替レートを確認することが出来ます。日本円と両替したい総額、そして変更したい外国通貨を設定してみてください。
 

各カード会社の最新為替レート

コンバージョンについて

海外でキャッシングを利用すると、引き出し前に「現地通貨へコンバージョン(Dynamic Currency Conversion)」するかしないかを確認される時があります。

選択してしまうと、ATMを保有する銀行が設定する比較的悪い為替レートで取引されるので、「Without Conversion」を選択するようにしてください。
 

5. フィリピンにあるATMの引き出し手数料

フィリピンにあるATMの引き出し手数料

クレジットカードを発行した日本の銀行機関への海外ATM利用手数料は発生します。利用金額1万円以下の場合、110円(税込)/件。利用金額1万円超の場合、220円(税込)/件が一般的です。

それに加えて、フィリピンでは現地ATM利用手数料が250PHP(約673円)かかります。
 

キャッシングのトータルコスト

  • 日本のクレカ発行銀行への手数料(110-220円)
  • 日本のクレカ発行銀行への利息(引き出し額 x 年率18% ÷ 365日 x 返済までの日数)
  • 現地ATM手数料250PHP(約673円)

    ➤ 詳しくは別記事の「利用に利息がかかる」で説明

6. フィリピンにあるATMの使い方

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

今回は、マニラにあるニノイアキノ国際空港ターミナル3にあるBPIのATMでキャッシングを実施しました。(到着フロアを出て左側に向かって歩いていくと、ATMが見えてきます。)
 

1. ATMのマークを確認する

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

VISAやMasterCardなどの国際ブランドマークがついているATMを探します。国際ブランドのマークがない場合は、「PLUS」マークがVISA、「Cirrus」マークがJCBとMasterCardに対応しているので、それらのマークが付いたATMをご利用ください。
 

2. クレジットカードを挿入する

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

ATMにクレジットカードを挿入しますが、その時のカードの向きにご注意ください。

日本やフィリピンではクレジットカードの表面を上にして挿入するタイプが一般的ですが、その他にも二つの種類が存在することを知っておくと、実際に使用する時に慌てずに済みます。

一つ目は、カードの裏面を表にして挿入するタイプ。この場合は、磁気テープが左側になります。そして二つ目が、カードに貼られた磁気テープ部分をカードリーダーにスライドさせるタイプです。
 

3. 使用言語を選択する

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

一般的にクレジットカードを挿入した段階では、ATMには現地の言語が表示されている状態です。したがって、ATMの操作画面もしくは操作キーから「LANGUAGE」という文字を見つけて、言語を選択しましょう。

今回は、ATM画面右上の「English」を選択します。
 

4. 暗証番号を入力する

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

クレジットカードを発行してもらった時に設定したパスワード4桁を入力します。英語による入力時、暗証番号は「PIN」という表示になります。

海外では暗証番号桁が5-6桁の国がありますが、気にせず日本で設定した4桁のパスワードを入力してください。暗証番号を入力したら「ENTER」を押します。
 

5. 金額を選択する

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

引き出したい金額を選択肢の中から選びます。選択肢にない場合は、「Other Amount(その他)」を選択して、希望の金額を入力します。
 

6. 取引内容を選択する

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

取引内容の選択画面が表示されたら、「CREDIT(クレジット/キャッシング)」を選択します。キャッシュカードやデビットカードでお金を引き出す場合は、「CREDIT(クレジット/キャッシング」ではなく「SAVING(預金)」のボタンを選びます。
 

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

海外でキャッシングを利用すると、引き出し前に「現地通貨へコンバージョン(変換)」するかしないかを確認される時があります。

変換すると、ATMを保有する銀行が設定する比較的悪い為替レートで取引されるので、「Without Conversion」を選択するようにしてください。

実際に「Without Conversion」で取引した結果、1,000PHPのキャッシングに対して844.46THBが引き落とされました。一方、「With Conversion」の場合だと上画面に記載されている877.13THBが引き落とされ、
32.67THB分を多く支払わなければなりません。
 

フィリピンのATMでクレジットカードを使ったキャッシング方法

フィリピン以外の海外で発行されたカードの場合、250PHPのチャージ料金がかかる可能性があるという画面が出てきます。

問題なければ「Yes」ボタンを押して、キャッシングは完了です。
  

覚えておくと役立つ英単語

  • ACCOUNT ⇒ 口座
  • SAVINGS ⇒ 普通預金
  • PIN ⇒ 暗証番号
  • WITHDRAWAL ⇒ 引き出し
  • CREDIT ⇒ クレジット、キャッシング
  • AMOUNT ⇒ 金額
  • RECEIPT ⇒ レシート、明細書
     

 関連記事 

7. 海外キャッシングに適したクレジットカード

海外キャッシングに適したクレジットカード

【PR】エポスカードを申し込む

海外キャッシングでクレジットカード作成を検討しているなら、2年目以降も年会費無料、かつ自動で海外旅行保険が付帯されるエポスカード(発行会社:丸井)がお得です。

旅行先のATMで現地通貨をキャッシングできる(引き出せる)だけでなく、万が一スキミング被害にあったとしても、不正使用時の補償をしてくれるので安心です。

➥ 基本情報

➥ 補償内容

 

海外旅行傷害保険が利用付帯される

クレジットカードに付帯される海外旅行保険は、持っているだけで自動的に付帯される「自動付帯」型と、出国までの公共交通機関の代金や旅行代金をそのクレジットカード払いで支払うことを条件に保険が付帯される「利用付帯」型と2種類あります。

VISA付きのエポスカードは、海外旅行傷害保険が利用付帯されるので、渡航前の航空券購入や電車代に利用すればOKです。渡航先で持っているだけで便利なアイテムです。

補償内容は以上の通りで、旅先でのケガやさまざまなトラブルを強力にサポートしてくれます。ご出発前のお届けやお手続きは一切不要の最強クレカです。

※エポスの引受保険会社:三井住友海上火災保険株式会社
 

年会費無料&店頭にて最短即日発行

エポスカードは初年度だけでなく2年目以降もずっと年会費が無料です。さらにマルイの店頭に行けば、最短で即日発行が鹿野です。平日だけでなく、土曜・日曜・祝日も当日発行できます。

ですから突然海外旅行や出張が決まっても、エポスカードであれば最短即日で発行可能です。
 

24時間の日本語サポート体制

24時間の日本語サポート体制

万一、海外旅行中に不慮のケガや事故、病気に見舞われた場合でも、エポスカード海外旅行保険事故受付センター担当者が、24時間いつでも日本語で対応し、以上のサービスを速やかに手配してくれます。
 

旅行先のATMで現地通貨を引き出し可能

空港や駅・繁華街などにある「Visa」「PLUS」マークのあるATMで最大24時間利用できます。夜間のご利用や、混雑している路面のATMは避け、なるべく金融機関に設置されているATMを使うことをオススメします。

VISA付きのエポスカードの支払金額の確定日は、以下の通り二つあります。

【27日払いの場合】毎月6日に確定
(例)1/28 - 2/27ご利用分は、3/6に支払いが確定します。

【4日払いの場合】毎月11日に確定
(例)1/5 – 2/4ご利用分は、2/11に支払いが確定します。

繰上げ返済を検討している方は、なるだけ支払日前にキャッシングを利用することで、利息を最小限にすることが出来ます。

【PR】キャッシュレス派も安心!エポスカードを申し込む

 関連記事 

Journal/Diary に戻る

コメントを残す