記事を執筆する私は、仕事柄、毎月のように東南アジア各国に海外出張しています。先日もマレーシアとシンガポールに出張してきて改めて感じたのが、東南アジア主要国であれば現金を持たずに出張できるということです。
新型コロナウイルス流行後、このキャッシュレス化は、現金に触れる機会を減らすことができることから、衛生面においても優れているだけでなく、新型コロナウイルスやインフルエンザ感染予防にもなる為、かなり普及するようになりました。
そこで当記事では、こんな疑問を解決します。
- 外国通貨を持たずに東南アジアへ出張したい。
- 最低限必要な持ち物を把握したい。
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東南アジア出張に役立つ便利アイテムを知りたい。
本記事の信頼性
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執筆者は、毎月東南アジア圏へ約5日間の出張。
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これまでに海外出張した国、合計6ヵ国13都市以上。
➥ タイ(バンコク、チェンマイ、ナコンラチャシマなど)
➥ シンガポール
➥ マレーシア(クアラルンプール、マラカ、ペナン、サラワック)
➥ フィリピン(マニラ)
➥ ベトナム(ホーチミン、ハノイ)
➥ インドネシア(ジャカルタ、スラバヤ)
東南アジア出張に絶対必要なこと&もの
東南アジアへ海外出張する際、絶対に必要なこと&ものをご紹介します。
- パスポート
- 航空券の購入
- ホテルの予約
- コロナの証明書
- 替えの衣類
1. パスポート
パスポート(旅券)は、海外で身分を証明するものになるので、海外渡航する際には絶対必要です。空港での出入国審査や飛行機に搭乗する際で確認されるので、必ず携帯しておくようにしてください。
それに加えて、パスポートの有効期限が6ヶ月以上ないと入国が認められない国や、ビザが必要となる国もあるので、あらかじめ入国の条件をよく確認しておきましょう。
※ 最新の情報は、JAPAN AIRLINESの旅情報でご確認ください。
2. 航空券の購入
航空券は、飛行機に搭乗する際に必ず必要となります。これまでは事前に予約確認書をプリントアウトしておくのが通常でしたが、今ではチェックインカウンターでパスポートを見せるだけで大丈夫なようです。
心配であれば、旅程表をデータとしても保管できる旅行予約サービス会社Trip.comのアプリを使ったフライトスケジュールの一元管理が便利です。チェックインカウンターで旅程表の提示を求められても、携帯アプリで見せることができます。
アプリ内で、旅程表をPDFデータとして作成できるだけでなく、搭乗者情報、連絡先、旅程表などの全情報が確認できるのも安心材料の一つです。
加えてアプリ内から領収書を発行できるので、出張後の経費精算も簡単に済ませることができます。この点は、かなりおすすめです。
➤ Trip.com で検索する
3. ホテルの予約
出張前に、忘れずホテルの予約もしておきましょう。そして、出張時のホテル予約で大切なことが二つあります。
一つ目は、訪問先に近い場所を予約することです。基本的に主要東南アジア諸国では、交通渋滞が常態化しています。渋滞によるトラブルを避けるためにも、訪問先に近い場所を予約しましょう。
二つ目は、4/5以上のレビュー評価を得ているホテルにしましょう。いくら写真で良く思えても、実際に宿泊してみたら狭かったり、清潔感がなかったりします。レビューはかなり信頼性が高いので、レビューを確認しながら予約してみて下さい。
ホテルの予約に関しても、迅速なカスタマーサービスを提供してくれるTrip.comがオススメです。
迅速なカスタマーサービス
チャットボックスを使った素早いカスタマー対応が魅力の一つです。私の場合、うっかりホテル予約のダブルブッキングをしてしまった時に利用しました。
チャットボックスに入ると、1分以内に担当者と繋がりました。そして状況説明をした後、すぐに修正してくれました。
他の大手予約サイトだと返信がくるまでに数日かかったりするのに対して、すぐに問題を解決してくれるTrip.comのカスタマーサービスは、本当に頼りになります。
【POINT】海外でも使える無料通話アプリ機能
海外の現地でトラブルが発生し、カスタマーサポートを受けよう電話しようと思っても、国際電話による通話料金が心配ですよね。
なんとTrip.comのカスタマーサポートには、携帯用Trip.comアプリ内にて無料通話のサービス(IP電話)を受けることができます。
これなら海外でトラブルが発生しても、気軽にカスタマーサポートに連絡することができます。※Wi-FiでIP電話をご利用になると、通信料もかかりません。
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4. コロナ証明書
万が一に備えて新型コロナワクチン接種証明書アプリを取得しておきましょう。
2022年下期以降、主要東南アジア各国にて、新型コロナウイルスに対する規制が緩和されました。実際にタイ、マレーシア、フィリピンへの入国時には、申請書類などはありませんでした。
一方で医療保険加入やPCR検査は不要になったものの、22年10月時点ではシンガポール入国の際、コロナに関するアンケートに回答する必要があります。
入国審査官によっては、証明書の提示を求めてくるかもしれませんので、事前にスマートフォンにアプリをダウンロードして、証明書を発行しておきましょう。
➤ デジタル庁サイトで登録する
5. 替えの衣類
一般的に東南アジアは、蒸し暑い気候が特徴的です。ですから、靴下、下着、そして替えのシャツを日数分、準備していきましょう。
打ち合わせの重要度にもよるかと思いますが、基本的に通常の打ち合わせであれば、背広は必要ないと思います。ちなみに私は一度も持参したことはありません。
シャツ、下着、靴下をコンパクトに収納できるケースを持っていくと便利です。
キャッシュレス海外出張に必要なアイテム
海外出張で面倒なことの一つが、外貨への両替です。実際に使用する金額が分からず、「多めに両替したけど、結局そんなに使用しなかった」なんてことありませんか?
再び日本円に両替するとなると、ダブルで手数料がかかるので無駄になってしまいます。ですから、できれば現金を使わず海外出張を済ませたいものです。
幸いにも東南アジアの主要国では、キャッシュレス決済のみで海外出張できる環境が整いつつあります。
各国のキャッシュレス決済比率
- タイ王国 – 67%
- ベトナム – 61%
- インドネシア – 47%
- シンガポール – 48%
- フィリピン – 45%
- マレーシア - 40%
PwCが発表したレポート「Global Consumer Insights Survey 2019」によると、東南アジア各国にてキャッシュレス決済比率が進んでいることが分かります。
(日本はというと、2021年時点でキャッシュレス決済比率32.5%と報告されています。)
早速キャッシュレス決済だけで東南アジア出張を済ませることができる、便利なアイテムをご紹介します。
- クレジットカード
- タクシー配車アプリ
- Wi-Fiポケット
1. クレジットカード
キャッシュレス決済に欠かせないのが、クレジットカードです。中でもVISAクレジットカードにしておけば、クレカ利用可能店舗で使用できないことはないでしょう。JCBやMastercard決済ブランドだと利用できない店舗もあるので、今から作成するならVISA一択です。
VISAクレジットカードを作成するなら、2年目以降も年会費無料、かつ利用付帯で海外旅行保険が利用できるエポスカード(発行会社:丸井)がお得です。
海外出張で何らかのトラブルが起きた時でも、保険に入っているとさまざまな面で補償をしてくれるので安心です。
基本情報
補償内容
オススメポイント
- 海外旅行傷害保険が利用付帯される。
クレジットカードに付帯される海外旅行保険は、持っているだけで自動的に付帯される「自動付帯」型と、出国までの公共交通機関の代金や旅行代金をそのクレジットカード払いで支払うことを条件に保険が付帯される「利用付帯」型と2種類あります。
VISA付きのエポスカードは、海外旅行傷害保険が利用付帯されるので、渡航前の航空券購入や電車代に利用すればOKです。渡航先で持っているだけで便利なアイテムです。
補償内容は以上の通りで、旅先でのケガやさまざまなトラブルを強力にサポートしてくれます。ご出発前のお届けやお手続きは一切不要の最強クレカです。
- 年会費無料&店頭にて最短即日発行。
エポスカードは初年度だけでなく2年目以降もずっと年会費が無料です。さらにマルイの店頭に行けば、最短で即日発行が可能です。平日だけでなく、土曜・日曜・祝日も当日発行できます。
ですから突然海外旅行や出張が決まっても、エポスカードであれば最短即日で発行可能です。
- 24時間の日本語サポート体制。
万一、海外旅行中に不慮のケガや事故、病気に見舞われた場合でも、エポスカード海外旅行保険事故受付センター担当者が、24時間いつでも日本語で対応し、以上のサービスを速やかに手配してくれます。
- 不正使用時の補償もあり。
- 旅行先のATMで現地通貨を引き出し可能。
空港や駅・繁華街などにある「Visa」「PLUS」マークのあるATMで最大24時間利用できます。
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2. タクシー配車アプリ
東南アジア主要国では、Grabタクシー配車サービスが便利です。この配車サービスとは、利用者がスマートフォンのアプリを使って、企業タクシーや個人タクシーを呼べるサービスです。
特に各国の中心市街であれば、比較的すぐにピックアップできます。配車サービスはいくつかの種類がありますが、Grabサービスの普及率が高く、より便利と言えるでしょう。
ただし、フィリピンマニラなど治安が良くない場所、または中心市街から離れた郊外(理由:タクシーが見つからない為)に向かう場合、運転手付きのレンタカーを事前予約しておくことをオススメします。
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3. Wi-Fiポケット
フライト予約管理がし易いTrip.comのアプリや配車サービスアプリを閲覧、または利用するにはスマートフォンが必要です。そしてスマートフォンを海外で利用する為に欠かせないのが、Wi-Fiです。
利用者数5年連続No.1 GLOBAL Wi-Fi
海外Wi-Fiレンタルの利用者数が5年連続No.1のグローバルWi-Fiの利用が便利です。
他にも安心のパケット制なので、使い過ぎによる多額の請求もありません。(無制限プランも有り)価格帯も業界トップの値段設定です。
例)4G高速プラン in タイ:970円/日(23年2月時点)
利用可能エリア(東南アジア)
タイ、インドネシア、シンガポール、ベトナム、フィリピン、マレーシア、カンボジア、東ティモール民主共和国、ブルネイ、ブータン、ミャンマー、ラオス
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とは言いつつも、やはり現地通貨の現金を持っていないと心配という方もいるのではないでしょうか。その場合、現地通貨を得ることができる「海外キャッシング」と「外貨両替」で現地通貨の現金を得ることができます。詳しくは別記事にてご紹介しています。
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ミニマリストもこれは持っておきたいガジェット
東南アジアの環境は日本と異なるため、いろいろなものを準備してしまいがちです。その結果、スーツケースの中身が一杯になってしまい、持ち運びが大変になったり、必要なモノをすぐに見つけられないといったことが起きかねません。
東南アジア出張へ行く前に、必要最低限のモノをしっかり揃えることで、快適に過ごせるようになります。ここでは、ミニマリストでもこれは持っておきたいガジェット4点をご紹介いたします。
- 機内持ち込み可のスーツケース
- 革製バックパック
- バッテリー長持ち&軽量PC
- 変圧器
1. 機内持ち込み可のスーツケース
基本的に3-5日以内の海外出張であれば、機内持ち込み可能なサイズのスーツケース(3辺合計115cm)を用意しましょう。というのも海外出張で一番減らしたいのが、待ち時間や紛失リスクだからです。
例えば、フライト到着後にターンテーブルで自分の荷物を待つ時間。会社の社長や役員の荷物は出てきたけど、自分の荷物がなかなか出てこない。上役の時間を奪ってしまうのは避けたいものです。
それに、機内にいる時に必要なものが出てきても、スーツケースを預けてしまったら、すぐに取り出すことができず、有意義に時間を過ごすことが出来ません。
さらにスーツケースを預けてしまうと、荷物が紛失したり、雑に扱われて荷物に傷つくリスクが高まってしまいます。
これらの待ち時間やリスクを避けるために、機内にスーツを持ち込めるサイズのスーツケースで海外出張することをオススメします。
重量は7kg以内
東南アジアでは、LCL航空会社のフライトが多く、タイムスケジュール的にLCLを使用せざる得ない時が発生します。そんな時に備えて、重量は7kg以内で収納するようにしましょう。
軽くて頑丈なスーツケースであれば、RIMOWA Cabin S(55 x 37 x 20、2.1KG)です。RIMOWA Essential Liteは、多くのセレブから愛用されているRIMOWA Essentialを30%軽量化しながら、従来の強さを発揮するよう設計された最軽量コレクション。
耐久性を損なうことなく究極の操作性が叶うRIMOWA Cabin Sは、現在の旅行者にとって理想の機内持ち込み用スーツケースです。多くの航空会社に対応するよう小さく設計されています。
RIMOWA ESSENTIAL LITE(レンタル利用)
2. 革製バックパック
スーツケース以外に持参するもう一つのビジネスバッグ。国内であれば、手に持つビジネスバッグが一般的かもしれませんが、海外出張の際には革のバックパックがオススメです。
理由は二つあります。一つ目が、片手が使えることで、仕事の効率が高まるからです。先述したように海外出張ではスーツケースを持っています。スーツケースと手提げカバンを持ちながら、スマートフォンで仕事をするのはかなり不便です。
一方背中に背負えるバックパック型であれば、片手が空くので、スムーズにスマートフォンでの対応が可能となります。
二つ目が、「革」のバックパックはスーツにも相性が良いからです。基本的にレザーは、使用していけば使用していくほど、経年変化によって革の状態が渋く、いい味が出てきます。
私が愛用するレザーバックパックは、objcts.ioソフトバックパックです。東南アジアでは突然に雨が降ることがあるので、デザイン性&機能性が高いだけでなく、防水レザーに特化した部分が気に入っています。
➤ Objcts.ioのサイトへ
3. バッテリー長持ち&軽量PC
車や飛行機での移動時間や空港での待ち時間が長くなりがちな海外出張には、バッテリー駆動時間が長くて、軽いノートパソコンが便利です。
バッテリー駆動時間が長ければ、充電切れを心配することなく一日使用することができます。
バッテリー充電器を持っていけば良いと思う方もいるかもしれませんが、バッテリー充電器は重いだけでなく、機内への持ち込みできるサイズが制限されています。
実際私と東南アジア出張に同行した営業男性は、手荷物検査にて毎回スーツケースから取り出すよう指示され時間を取っていました。
検査員によって判断基準も変わってくるので、バッテリー駆動時間の長いノートパソコンを持っていく方がスマートです。
私のオススメは、Surface Laptop5 13.5インチです。重量が1,315gと軽く、バッテリー駆動18時間(公称値)と長く使用することができます。加えて電源アダプターも295gとコンパクトなので邪魔になりません。
Microsoft Surface Laptop 5
4. 変圧器
滞在ホテル先で、スマートフォンやノートパソコンを充電しようとした時、電圧やコンセントの違いによって充電できないことがあります。そうならないよう小さいサイズの変圧器を持っていきましょう。
BESTEK 変圧器
このモデルは、世界中のコンセントで使用できる変圧器です。
それだけでなく、USBポートが複数付いています。部屋での滞在時間が短いツアー旅行などの際に、スマホやタブレットの電子機器を複数同時に充電できる優れものです。
スペック
- 入力電圧:100-240V
- 出力電圧:110V(±10)
- 容量:120W
- 本体電源プラグ:A、BF、C、Oプラグ
- 出力コンセント:ACコンセント、USB 2口
- コード長:150cm
- 本体サイズ:158×80×37mm
- 重量:290g
快適な東南アジア出張を実現しよう
以上が東南アジア出張に必要なこと&もの、そして海外出張を快適にする便利アイテムのご紹介でした。
海外への出張は、どうしても移動時間がかかったり、外国通貨への両替が必要になりますが、キャッシュレス社会の発達や便利なアイテムの登場でストレスの少ないものになってきています。
これまで以上に無駄なモノを省き、必要最低限の便利アイテムを持って、ビジネスの成功に繋げましょう。
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